映画『NARA:奈良美智との旅の記録』
2007.04.26 Thursday | category:映画
渋谷のシネマライズXで『NARA:奈良美智との旅の記録』を観た。
映画館はシネマライズの券売所から少し離れた、スペイン坂の途中にあって、
最初いつものシネマライズに入ってしまい、係員に間違いを教えてもらった。
そうしてたどりついたライズXはすごく狭い映画館で
そのスペースを有効に使う目的でか、観客席が2階立てとなっている。
ぼくは一番最初に館内に入ることができたが
1階と2階のどちらがいいポジションか見当つかず
でも山勘で2階の1番前に陣取ってみたところ、
みんな2階に上がってきたのでどうやら正解だったようだ。
映画館は狭く2階からだと少し見下ろす形になったが
シェークスピアの時代の劇場のようで
これはこれで趣はあった。
映画『NARA:奈良美智との旅の記録』は
2006年に奈良美智の故郷である青森県弘前市で開催された
展覧会『A to Z』を巡るドキュメンタリーである。
昨年、テレビ番組・情熱大陸で奈良美智が取り上げられたことがあったが
この映画の監督はそのときの映像をとっていた人と同じ人物である。
したがって『情熱大陸』と同じ映像もけっこう出てきた。
もちろん映画の方が断然に時間が長いので
テレビでは観られなかったいろいろな側面を見ることができ、見る価値はあった。
ぼくは『情熱大陸』で奈良美智の人間としての魅力に取り付かれた。
映画も『情熱大陸』と同じストーリーを展開している。
つまり、大学をでて、ドイツに渡り、12年間すっとひとりで絵を描いてきた奈良美智が
世界各所の展覧会を通じて仲間との共同作業にはじめて取り組み、
人とのふれあいを知った、というストーリーである。
ストーリーとしては陳腐であるが
しかしそれを実際に人生として生ききっている奈良美智はとてつもなくすごい。
そして彼の絵に対する考え方はとても真摯で、ナイーブである。
村上隆は『芸術起業論』という本を書いた。
この本はこの本で、ビジネスとしての芸術家という側面に意識的な村上隆に共感を覚える面もあるのだが、
しかし奈良美智はそういったことを決して口にしないだろう。
そして本来アーティストはそうあるべきだと思ってしまう。
奈良美智の生き方はぼくにいつも規範を示し、勇気をくれる。
映画館はシネマライズの券売所から少し離れた、スペイン坂の途中にあって、
最初いつものシネマライズに入ってしまい、係員に間違いを教えてもらった。
そうしてたどりついたライズXはすごく狭い映画館で
そのスペースを有効に使う目的でか、観客席が2階立てとなっている。
ぼくは一番最初に館内に入ることができたが
1階と2階のどちらがいいポジションか見当つかず
でも山勘で2階の1番前に陣取ってみたところ、
みんな2階に上がってきたのでどうやら正解だったようだ。
映画館は狭く2階からだと少し見下ろす形になったが
シェークスピアの時代の劇場のようで
これはこれで趣はあった。
映画『NARA:奈良美智との旅の記録』は
2006年に奈良美智の故郷である青森県弘前市で開催された
展覧会『A to Z』を巡るドキュメンタリーである。
昨年、テレビ番組・情熱大陸で奈良美智が取り上げられたことがあったが
この映画の監督はそのときの映像をとっていた人と同じ人物である。
したがって『情熱大陸』と同じ映像もけっこう出てきた。
もちろん映画の方が断然に時間が長いので
テレビでは観られなかったいろいろな側面を見ることができ、見る価値はあった。
ぼくは『情熱大陸』で奈良美智の人間としての魅力に取り付かれた。
映画も『情熱大陸』と同じストーリーを展開している。
つまり、大学をでて、ドイツに渡り、12年間すっとひとりで絵を描いてきた奈良美智が
世界各所の展覧会を通じて仲間との共同作業にはじめて取り組み、
人とのふれあいを知った、というストーリーである。
ストーリーとしては陳腐であるが
しかしそれを実際に人生として生ききっている奈良美智はとてつもなくすごい。
そして彼の絵に対する考え方はとても真摯で、ナイーブである。
村上隆は『芸術起業論』という本を書いた。
この本はこの本で、ビジネスとしての芸術家という側面に意識的な村上隆に共感を覚える面もあるのだが、
しかし奈良美智はそういったことを決して口にしないだろう。
そして本来アーティストはそうあるべきだと思ってしまう。
奈良美智の生き方はぼくにいつも規範を示し、勇気をくれる。